猫の五原則

杉戸町から車で約20分利根川の大きな橋を渡ると、茨城県境町に行くことができます。境町では町の魅力を引き出す様々な取り組みが行われていて、その中の一つに『境町アートプロジェクト』があります。年に数回さまざまなアーティストをむかえてテーマをもった展示が行われている『S-Gallery 粛粲寶美術館』

町の景観に馴染みながらも目を引くコンパクトな美術館ではひとつの展示をじっくり楽しむことが出来ます。

只今『くまさんぽ~隈研吾建築と境町』を開催中です。

建築のデザインをおこすデッサンも展示されていて、何かが生み出されるはじまりを感じました。モノゴトは初めからくっきりと見えるものではなく、少しずつなぞりカタチにしていく経過が大切だなといつも感じています。

隈研吾氏は猫好きで、猫をよく観察するそうです。

猫たちはハコと外それぞれの場所に居心地の良さを見出し、自由に行き来しながら生活していて、その生き方、方法こそ私たちがこれから学ぶべきこと。そんな『ネコの視点』に基づき新しい公共性をつくるための『ネコの5原則』をつくったそうです。

「孔」 「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」

猫の目線になり街を歩くを様々なアイディアが見つかりそうです