アーティスト・イン・レジデンス

群馬県藤岡市鬼石町、移住体験ツアーに参加してきました。ここでは過疎化が進む鬼石地域の人口減少緩和を目指した『鬼石地域移住・定住アクションプログラム』の取り組みが行われています。

一昨年、友人の映画上映会をきっかけに訪れた鬼石町は、ノスタルジックな街並みの中に新しい風を感じる動きがありました。観光ではなく、海外の人達が普通に生活をしていたり、都会から移住した人が古家を地元の人たちと協力しながらリノベーションをして、お洒落なカフェを営み、町の至る所にアートが飾られていて、山の暮らしに彩りをあたえていました。

なぜ、ここにはたくさんの魅力的な人たちが集まってくるのか?一つは、アートで人を繋ぐ、『アーティスト・イン・レジデンス』という取り組みが行われていること。


鬼石町に移住したアメリカ人アーティストのキール・ハーンさんが2013年からはじめて、各国から集まったアーティストが約6週間滞在し、地域の人と交流しながら古民家を改装したスタジオでアート制作を行っています。

当たり前にある景色や町の暮らしに新しい価値を見出してくれるアーティストさんと交流することで、町の人は改めて故郷の魅力に気づくことが出来、ここでの暮らしを気に入ったアーティストさんが移住してくることも増えいるそうです。


また、地域町おこし協力隊の方も多く、新鮮な目で町の魅力を打ち出すことが大切なんだと思いました。移住してきた方は町の人と良好な関係を築いているので、新たに移住してくる人にとって安心です。

廃校、蔵、古家など、アートの力で再生していることは、とても参考になりました。